よくある質問

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監査役の重要性line

 監査役は重要な立場に有ります。特に、会社内の支配権獲得戦になっ
た場合、会社の適正な経営において重要な役割を果たすことになります。

 具体的には、監査役の解任は、取締役の解任よりも困難です。また、
取締役会は、多数決で決議しますが、監査役は、独任制のため、複数の
監査役がいても各自単独で権原を行使できます。
 その他、公開会社でない株式会社であっても、監査役会設置会社・会
計監査人設置会社なら、①取締役会に出席して、意見を述べることがで
きます。②取締役、使用人等に事業の報告を求め、会社の業務・財産の
状況の調査をすることもできます。③自ら取締役会を招集して、取締役の
不正行為を取締役会に報告することもできます。④取締役を相手とする
訴訟では、監査役が会社を代表します。そのため、訴え提起の決定から、
弁護士の選任も監査役が決められます。
 この④の権原は大きく、多数派に対する抑止力になる一方、このような
権原があるからこそ、多数派は監査役も多数派から選任したくなるので
しょう。

 逆に、少数派でも、監査役がやる気になれば、多数派の法令違反・定
款違反の行為を止めさせる請求をしたり、損害賠償を請求することがで
きます。

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弁護士 藍原 義章
弁護士 鳥生 尚美
(第二東京弁護士会所属)

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